コラム

2025.11.12介護

「超高齢社会で注目」 介護事務の仕事がますます必要とされる|介護事務の資格講座なら日本医療事務協会

2025.11.12介護

日本は2007年、65歳以上の人口が全体の21%を超え、「超高齢社会」に突入しました。介護保険制度が始まった2000年以降、介護サービスの利用者は3倍以上に増加しています。介護施設や事業所では、食事や入浴など多彩なサービスが提供される中、介護保険や料金に詳しい事務スタッフが施設運営を支える重要な役割を担っています。今後も介護の需要は増え続け、介護事務のスキルを活かせるチャンスはますます広がっています。

「介護事務」の仕事とは

「介護サービスの料金を正しく請求する」介護報酬請求業務

介護事務の主な仕事は、利用者様が受けた介護サービスに対する費用の計算と請求です。具体的には、1か月分の介護サービス内容をまとめた「介護給付費明細書(レセプト)」を作成します。

このとき、利用者様にはサービス費の1割または2割、3割を直接請求し、残りの7割、または8割、9割は自治体(市区町村)に請求します。そのため、介護保険制度や介護報酬の計算ルール、請求の仕組みについての専門知識が必要です。また、正確な請求のために、サービス提供記録の確認や料金計算の細かい作業も行います。

「笑顔でつなぐ」窓口業務

介護事務の仕事には、利用者様やご家族からの相談に対応し、サービスの内容をわかりやすくご案内したり、入所や利用のための手続きを行う「窓口業務」があります。

さらに、利用者様が安心して満足できる介護サービスを受けられるようにするためには、福祉用具のレンタル業者、訪問入浴サービス、医療機関など、さまざまな関係機関との連携がとても大切です。

介護事務は、こうした関係者の間をつなぎ、スムーズに情報や手続きが進むよう調整する役割を担っています。

ケアマネージャー(介護支援専門員)の頼れる「サポーター」

職場によっては、ケアマネージャー(介護支援専門員)が行う「ケアプラン(介護サービス等の提供についての計画)の作成」や「利用者様やご家族への相談・支援」をスムーズに進めるために、「サポート業務」を任されることがあります。

サポートの内容はさまざまで、たとえば利用者様の生活状況や希望を整理してケアマネージャーが計画を立てやすいようにまとめたり、必要な書類を準備して手続きをスムーズに進められるようにしたりします。

また、介護事務は、面談や打ち合わせに同席し、記録や進行を補助することもあります。こうした支援を通じて、ケアマネージャーが専門性を生かした業務に集中できるよう手助けする、大切な役割を担っています。

そもそも「介護保険制度」とは?

「介護保険制度」は、40歳以上の方が保険料を支払い、将来介護が必要になったときに介護サービスを利用できる社会保険制度です。

介護サービスを利用したいときは、まずお住まいの市区町村(東京23区の場合は特別区)に「介護サービスの申請」を行い、「要介護認定」を受ける必要があります。認定の結果によって、介護がどのくらい必要か(要支援1・2、要介護1~5)が決まり、その結果に応じて受けられる介護サービスの内容等が決まります。

介護認定が下りると、利用者様はご自分に合った介護サービス事業者を自由に選び、契約を結ぶことができます。たとえば、訪問介護で週に3回家に来てもらったり、デイサービスに通って日中の生活支援を受けたりすることが可能です。

サービス費用は原則として保険者(市町村など)が9割を負担し、残りの1割を利用者様が支払います。例えば、1回の訪問介護の費用が5,000円の場合、利用者様は500円を支払うだけで利用できます。ただし、一定以上の所得がある方は、自己負担が2割や3割になることもあります。

介護事務のやりがい・魅力

「介護事務」に向いている方は、人と関わることが好きで、コミュニケーション力や調整力がある方、または正確な事務作業やパソコン操作が得意な方です。介護事務の知識を身につけることで、介護の現場で働く職員や利用者様、ご家族など、さまざまな方々のニーズに応えることができるようになります。

また、介護事務は、チーム医療や介護の一員として働く仕事でもあります。日々、ケアマネジャーをはじめとする多職種と連携しながら、利用者様により良いサービスを提供できるよう支えます。事務的な業務だけでなく、施設全体の運営を円滑にする役割も担うため、自分の仕事がスムーズな介護の提供につながっていると実感でき、大きなやりがいにつながります。

働き方も幅広く、正社員として安定して働くことはもちろん、パートタイムや扶養範囲内での勤務など、ご自分のライフスタイルに合わせて選べるのが大きな特徴です。介護施設や事業所は全国に40,000件以上あり、ご自宅の近くで職場を探しやすいため、就職しやすい環境が整っています。

仕事内容はデスクワークが中心で、介護職員のように体力を必要とする業務や夜勤はありません。そのため、体力的な負担が少なく、長く続けやすい仕事です。

未経験でも始めやすいことも大きな魅力です。多くの職場では、必要な知識やスキルを学べる研修制度やサポート体制が整っており、資格取得や経験を積みながら安心して仕事を始められます。経験を重ねることで専門性が高まり、介護報酬請求などの分野でのキャリアアップも可能です。これまでの専門知識やスキルを活かして、長く安心して働ける仕事です。

「介護事務」を目指すなら日本医療事務協会

日本医療事務協会の「介護事務講座」では、

・介護保険の概要

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介護保険の基礎からケアプラン作成の仕組み、介護報酬請求業務(レセプト)まで総合的に学べます。

介護職員、介護福祉士、ケアマネージャーとして活躍している方はもちろん、就職活動に向けて資格取得を目指す方、ご自身やご家族の介護保険利用に役立てたい方など、幅広い方が受講しています。

教材には図や表を取り入れたオリジナルテキストを使用しており、「介護事務」の知識を基礎からしっかり学べます。スマホで学べるデジタル版も用意されているので、時間や場所を選ばず効率的に学習できます。

むずかしい内容や専門用語は、「学習コンプリート動画」で講師がやさしく解説。動画を見ながら「なるほど」と理解を深められるので安心です。

学び方は、通学コースと通信コースから選べます。また、この教材を使えば自宅で資格試験を受けることも可能です。試験は、毎月実施されているので、ご自身のタイミングで挑戦できます。

介護事務の資格取得なら日本医療事務協会

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