医師事務作業補助者講座

医師事務作業補助者養成講座(ドクターアシストクラーク)

  • 通学コース
  • 通信コース

医師事務作業補助者(ドクターアシストクラーク)とは

医師事務作業補助者とは

医師の事務作業を代行する専門職
大病院でのキャリアアップを目指す方におすすめ

医師事務作業補助者とは、医師の事務作業をサポートする専門職。医師の指示の下で、処方せんや診断書などの文書作成、電子カルテの入力などを行います。医師が行う業務の一部を代行するお仕事ですから、一般的な医療事務職よりもさらに医療現場との関わりが深いのが特徴です。2008年に導入された新しい職種ですが、医師事務作業補助者を配置している病院数は年々増加。主に大学病院や総合病院などで採用されることが多く、規模の大きな病院で、キャリアアップを目指したい方におすすめのお仕事です。

医師事務作業補助者の魅力

医師事務作業補助者の魅力

医師の働き方改革でニーズ拡大

医師の働き方改革を推進するため、2008年に新設された「医師事務作業補助体制加算」。この制度によって、医師事務作業補助者の人件費が国から補助されるようになりました。その後、医師事務作業補助者を採用する病院はぐんぐん増加し、2008年の730施設から、2019年には2,849施設へと4倍近くに ! この数は、全国にある病院の約1/3で、今後も医師事務作業補助者を配置する病院の増加が見込まれています。

医師事務作業補助体制加算を取り入れる病院数

医療の質の向上に貢献できる

医師事務作業補助者が事務業務を引き受けることで、医師には患者さまとじっくり向き合う余裕が生まれ、診察の満足度アップにつながります。また、医療現場では医師をはじめ看護師や検査技師など、さまざまな職員の協力体制が必須で、医師事務作業補助者にはその橋渡しをする役割も求められています。チーム医療の一員として、医療の質の向上に貢献できる。それが医師事務作業補助者の大きなやりがいです。

広がる活躍の場

2020年度からは、診療所やクリニックなど規模の小さな医療機関でも入院用のベッドがあれば、「医師事務作業補助体制加算」の対象になることが決まりました。今後も、医師事務作業補助者の業務内容や適用範囲が拡大すると予想され、医療現場になくてはならない新たな専門職として、さらなる活躍が期待されています。

医師事務作業補助者のお仕事内容

医師事務作業補助者のお仕事内容

医療機関によって任される業務に違いはありますが、ここでは医師事務作業補助者の代表的な仕事をご紹介します。

医療書類の作成代行

医師の指示のもと、診断書や紹介状、処方せん、各種保険の証明書などの文書作成を代行します。入院・手術などで必要な手続きや、患者さまとご家族への説明を任せられることもあります。

診療録(カルテ)の代行入力

外来診療に同席し、医師の指示のもと、診療内容を電子カルテに入力します。正確な診療記録をスピーディーに作成するため、医学・薬学などの基礎知識に加えて、パソコンの操作スキルが求められます。

医療サービスの質向上のための業務

患者さまの治療や診療に関するデータの管理や整理、院内におけるがん登録などの統計作成や調査、院内で行われる会議の資料作りや議事録の作成も医師事務作業補助者の仕事のひとつです。

行政への対応

行政が管轄する、「救急医療情報システム※1」「感染症サーベイランス※2」への入力業務、厚生労働省などへ報告する診療データの整理などにも対応します。

  • ※1 急医療に関する情報集約システム
  • ※2 感染症の発生状況を調査・集計するシステム

医師事務作業補助者
に向いている人

  • 医療に近い現場で仕事をしたい人
  • コミュニケーションスキルが高い人
  • 正確な事務作業ができる人
  • パソコンスキルがある人

医師事務作業補助者養成講座の特徴

医師事務作業補助者養成講座の特徴

厚生労働省指定の研修内容を完全網羅

医師事務作業補助者として働くためには、入職の前後を問わず、厚生労働省が定める32時間以上の研修を受ける必要があります。医師事務作業補助者養成講座は、この研修要件をすべて網羅しているため、これから医師事務作業補助者として働きたい方、既に働くことが決まっている方、どちらのニーズも満たすことができます。講座修了後には、修了証書を発行。履歴書に「医師事務作業補助者養成講座 修了」と記載していただけます。

カリキュラム

医師事務作業補助業務/医療保険制度/医療関連法規/診療録の記載事項/各種診断書、証明書、申請書/医学一般/薬学一般/事務補助の実践、DPC/電子カルテ、オーダリングシステム/個人情報保護法、医療安全等/医療提供のあり方、医療接遇

10年以上の研修実績から生まれたオリジナルテキスト

日本医療事務協会は、全国数多くの医療機関からオーダーメイドの医師事務作業補助者研修を受託しています。10年以上の研修実績から生まれたオリジナルテキストは、医療現場が医師事務作業補助者に求める知識とスキルを最大限に盛り込みながら、医療機関での勤務経験がない方にも理解しやすいよう、図表やイラストを多く掲載しています。講座修了後も、実務で手放せないと好評です。

医師事務作業補助者養成講座オリジナルテキスト

■医療機関での研修実績

伊藤病院・前橋協立病院・社団法人 北部地区医師会病院・医療法人社団 中津胃腸病院・余丁町クリニック・順天堂大学医学部附属 練馬病院・医療法人社団 誠馨会 千葉メディカルセンター・東京歯科大学市川総合病院 ・独立行政法人 労働者健康福祉機構 千葉労災病院・慶和病院・東京女子医科大学・東邦大学病院佐倉医療センター・加納総合病院・済生会中津病院・土庫病院・宝塚第一病院・福山市民病院・日本赤十字社 愛知医療センター名古屋第二病院・その他多数

短期間で実践的なスキルが身につく

医師事務作業補助者の業務についてさまざまなモデルケースを通して学びます。通学コースなら6日間、通信コースでも3ヶ月(最短2ヶ月)という短期間で、実践的なスキルが身につくよう工夫されたカリキュラムが特徴です。現役医師事務作業補助者の皆さまにも、お仕事と両立してご受講いただき、「仕事での不安がなくなった」「業務がスムーズになった」とご満足いただいています。

選べる学習方法

通学コースと通信コースで選べる学習方法

お住いのエリアやライフスタイルに合わせて、「通学コース」と「通信コース」からお選びいただけます。

通学コース

効率的に学びたい方におすすめ

ベテラン講師の直接指導!
実習中心の授業で、実践力を身につけます。

効率的に学びたい人におすすめの通学コース

通信コース

自分のペースで勉強したい方におすすめ

理解度に合わせた個別指導!
マイペースに学べて、お仕事との両立に最適です。

自分のペースで勉強したい方におすすめの通信コース

修了生の声

石川 佳未さん

受講したことで、
業務の意味やつながりを理解できました

前職では他業種の総務・経理を担当していて、主に接客や書類作成等をしていました。退職をきっかけに医療事務の資格を取得し、今の病院で勤めはじめました。内視鏡室の医師事務として働きながら、日本医療事務協会の医師事務作業補助者養成講座を受講しました。
医療の現場は未経験だったため、受講前は決まりにのっとり淡々と行っていただけの業務が、受講後は意味やつながりを理解する事ができるようになりました。
今ではとても業務が行いやすくなり、スムーズに取り組むことができています。この講座で学んだ事を活かしながら、これからも新たな知識を取り入れ、業務に取り組みたいと思います。

石川 佳未さん

加藤 優李さん

医療現場での事務職の仕事を目指しました

医師事務として経験を積むと、今後の医療現場でのキャリアアップに有利だと聞き受講することを決めました。
実際に働いてみると多くの業務が医師事務を通して行われている大事な仕事だとわかりました。仕事をする上では、カルテを正しく読み、処方せんの確認もしっかり行うこと、医師や看護師から必要な情報を聞き取ることなど、正確性を大事にしています。
この講座を受けてみて、医師事務として働くのに必要な専門知識を深めることができ、受講してよかったです。今後はさらに経験を積んで、患者さま一人ひとりに目を向けられるような医師事務職として働いていきたいです。

加藤 優李さん

野村 遥さん

仕事に対する不安が払拭されました

授業は質問のしやすい雰囲気で、休憩時間や授業終わりにも先生に分からない箇所を聞くことができました。また、授業の内容だけでなく、実際に働いている職場での悩みや困っていること等も相談に乗ってくださり、とても心強かったです。受講する前は仕事に対する不安がありましたが、授業では医療に関する基礎的なことから教えてもらえたので、今は不安なく、楽しく働くことができています。

野村 遥さん

在原 なつみさん

勤務と両立して学ぶことができました

医療機関に勤務しながらの受講でしたが、受講してとてもよかったです。
働いていて分からないこと、困ったことに直面することが多々ありましたが、この講座を受講する中で、どう対処・対応したらいいか教えていただき、実際の職場でも活かすことができています。

在原 なつみさん

講師からのメッセージ

様々な学習分野を
仕事に関連付けてお伝えします

若菜 智子講師

授業では、医学や薬学の知識、カルテや診断書等の記載方法、関連法規など様々な分野を学習します。学んでいくうえで大切なのは、その一つひとつが医師事務作業補助者の仕事にどう関わっているのかを意識することです。各項目を点ではなく互いに関連付けられるよう、線としてお伝えすることを心掛けています。医師事務作業補助者は、医師の働き方改革と病院経営の両面から、今後ますます重要視されるでしょう。

医師事務作業補助者養成講座担当
若菜 智子講師

よくある質問

医師事務作業補助者と医療事務の違いはなんですか?

医療事務は、受付や会計などの患者さま対応と医療費の算定を主な仕事とします。一方、医師事務作業補助者は医師の事務作業を代行するお仕事で、医療事務よりもさらに医療現場との関わりが深いのが特徴です。どちらも医療機関での事務職ですが、仕事の内容は全く異なりますし、医療事務と医師事務作業補助者を兼務することはできません。

医師事務作業補助者の就職先はどんなところですか?

「医師事務作業補助者体制加算」を算定できる総合病院や大学病院などが主な就職先ですが、2020年には有床診療所でも「医師事務作業補助者体制加算」が算定できるようになり、医師事務作業補助者の活躍の場はさらに広がりを見せています。

研修(講座)を受講しないと、医師事務作業補助者として就職できませんか?

就職するタイミングで必ず研修を修了している必要はありませんが、医師事務作業補助者として勤務するためには厚生労働省が指定する32時間以上の研修修了が必須です。就職する前に講座を受講して修了認定を受けておけば、就業後の研修は不要ですし、医師事務作業補助者を目指す意欲が高い人材として評価されることは間違いありません。

どんな人が受講していますか?

日本医療事務協会の「医師事務作業補助者養成講座」は、医師事務作業補助者を目指す方と医師事務作業補助者として働き始めた方のどちらにもご受講いただいています。また、就職の選択肢を広げるために、医療事務講座と医師事務作業補助者養成講座をセットで受講される方もいらっしゃいます。

通信でも通学と同じ実力がつきますか?

通学コースと通信コースでは同じ教材を使用し、どちらも担任講師が学習をサポートします。専任講師によるきめ細かいサポートや資格取得後の就職支援制度など、医療系専門スクールの通信コースだからこそできる特典がいっぱい。通信コースでも十分な実力が身につきます。

  • ※通信コースでご受講いただく場合、「医師事務作業補助体制加算」の32時間以上の基礎研修に該当するか否かは、医療機関が届出を行う地方厚生局により異なります。詳しくは、お勤めの医療機関もしくは地方厚生局へお問い合わせください。
標準学習期間を過ぎても受講できますか?

通学コースでは、お申込みクラス以外で受講いただくことはできません。ご了承ください。
通信コースの受講有効期間は1年間です。期間中は学習サポートを繰り返しご利用いただけます。

通学コースでお休みをした場合はどうなりますか?

医師事務作業補助者養成講座では、無料振替制度をご利用いただけません。16コマの授業のうち、13コマ以上お休みの場合は、修了認定を受けることができなくなりますのでご注意ください。

通信コースで受講中わからないことがあった場合はどうすればいいですか?

受講有効期間中は、質問サービスを繰り返しご利用いただけます。質問はメール・FAX・郵送でお受けしています。質問方法などの詳細は、教材に同梱しております「通信講座ガイドブック」にてご確認ください。

通学から通信など、コースの変更はできますか?

医師事務作業補助者養成講座では、コースの変更をお受けしておりません。改めて別コースへお申込みいただくこととなります。ご了承ください。

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